リビング・ウイルの書き方 無意味な延命措置をしてほしくない人は、日本尊厳死協会に登録できます

無意味な延命措置をしてほしくない人は、日本尊厳死協会に登録できます

 みなさんはリビング・ウイルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。「尊厳死の宣言書」と訳されるリビング・ウイルは、「私は無意味な延命措置を受けて苦しみたくありません」という生前発行の遺言書です。
 
 尊厳死と安楽死は異なります。安楽死は、苦痛を訴えている人に同情した誰かが安らかに死なせてあげることですが、尊厳死は、意識が回復する見込みがなくなった場合、
あらかじめしめされた本人の意思に従って延命措置を行わず、自然な死を迎えることです。
 
 この運動はアメリカで生まれて世界に広がり、1976年には日本尊厳死協会(東京都文京区本郷)が設立されました。1992年以降は、延命一辺倒だった日本医師会も
協力的です。2015年4月1日現在、日本には12万152人の会員がいて、次のような内容のリビング・ウイルを書いています。

●不治かつ末期になった場合、無意味な延命措置を拒否します

●苦痛を和らげる措置を最大限に実施してください

●回復不能な植物状態に陥った場合、生命維持装置をとりやめてください

 この正式な書類は、日本尊厳死協会が発行しています。
 
 リビング・ウイルを実行したい人は、日本尊厳死協会に入会申し込みを行い、正式な書類を取り寄せてください。
その書面に署名・捺印して日本尊厳死協会に送ると、協会で登録・保管してくれます(年間2000円ほど会費がかかります)。
登録が完了すると、会員証と原本証明済みのリビング・ウイルのコピーが手元に届くので、万一のときは、それを医療機関へ提示すればいいのです。
 
 高齢になったら、こういうことも家族で話し合っておくといいかもしれません。

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