「介護記録」の重要性

 介護職は、毎回介護記録を書いています。家族もそれを知っておきましょう

 介護の世界に就職すると、さまざまな記録を書かされます。事業所全体の様子を把握するための記録(業務日誌など)、利用者一人ひとりについての
記録(ケアプラン、ケース記録、食事記録、排泄記録、入浴記録など)、報告書のたぐい(事故報告書、家族との連絡帳、申し送りノート、研修参加レポート、
行事計画書など)と種類も多く、これがこれが介護労働を苦しくしている原因のひとつだと指摘する声もあるほどです。

 一方、利用者の家族は介護記録をあまり気にとめていません。介護職の人は仕事とはいえ、ときにサービス残業をしてまで記録を書いているのですから、家族はもう少し
記録に目を通したほうがいいと思います。
 
 デイサービス、デイケア、ショートステイでは、連絡帳に感想や要望を書く家族がるかいないかで、施設の態度が変わります。訪問介護でも連絡帳が使われますが、
同居する家族が何も書かないと、ヘルパーは緊張感を失いがちです。時間がなければ「お世話様」のひと言でも書くようにしましょう。

 施設を利用している家族を見舞う場合はどうでしょう。病院では、訴訟を起こそうと準備している人でもない限り「看護記録を見せてください」とは言いませんが、介護施設では
言ったほうがいいのです。この場合、見せてもらうのはケース記録(施設によっては経過記録やケア記録と呼ばれる)で、早番、日勤、遅番、夜勤がリレー形式でその人のその日の様子を書いています。通常、利用者ごとに1冊のファイルに綴じてあり、半年くらいまとまると綴じ替え(倉庫で保管)しますが、面会に行くたび見せてもらうと、本人が最近どのような生活をしているかがよくわかります。

 介護記録には、職員の愛が詰まっています。家族はできるだけ読んであげましょう。

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