~お泊りデイサービスの急増~

~「利用者の囲い込みではないか」「介護のフランチャイズ化は不自然ではないか」と疑問の声も~ ~介護のしくみ~より
デイサービスとは本来、お年寄りが日帰りで入浴や食事などの介護を受けるサービスです。そこに、そのまま宿泊できる「お泊りデイサービス」が増えています。
 
介護保険外の自主事業として泊まりを提供する動きは、以前から宅老所で試みられていました。それが2007年頃から、泊まりを売り物にデイサービスを開業するビジネスモデルが登場し、介護業界に大きな波紋を投げかけています。  特徴は、チェーン展開と宿泊料金の安さです。制度外なので一人あたりの面積の制限をうけず、入居ではないので有料老人ホームの基準もあてはまりません。

この方式で急成長しているのが、日本介護福祉グループ(東京都港区)が展開するデイサービス「茶話本舗」です。
直営とフランチャイズの合計が2014年11月時点で800事業所。全国で300カ所を超えると推計されているお泊りデイサービスの4分の1をしめています。~
茶屋本舗の急成長が1泊800円という低価格にあったことは、介護業界ではよく知られた話です。

このほかにも朝夕食込みで宿泊料を2100円程度に抑えているフランチャイズ事業者もあり、デイサービスは低価格のおまけをつけた利用者獲得競争に巻き込まれつつあるのが現状です。

厚生労働省は、2015年4月に宿泊の定員を9人以下にするなど、「お泊りデイ」のガイドラインを発表しました。 しかし、自主事業なので罰則がありません。連続宿泊の上限を原則30日とするなどの独自基準を設けている都府県もありますが、こちらも法的拘束力がないのが課題です。

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